2010年6月7日
● 食品中の危険物質
食品中には種々の危険物質が存在することがある。
毒性物質では、毒キノコの毒性物質、フグのテトラドトキシンなどがある。
ウィルス、細菌、カビ、寄生虫の汚染も問題。細菌類やカビが増殖すると、食品の品質が低下するだけでなく、食中毒が発生する。
農産物の栽培には農薬がしばしば用いられるが、多くの農薬は生体にとって危険であり、残留農薬は健康の悪化をもたらす。
また、魚の養殖や家畜の飼育において、疾病予防に抗生物質が用いられているが、動物性食品における抗生物質の残留も健康に悪影響をもたらす。
食本の品質保全を目的として使用されている食品添加物も健康を損なう原因になることがある。
環境中にはさまざまな化学物質が存在し、呼吸により体内に取り込まれるものや食事とともに経口的に取り込まれるものがある。
これらの物質を過剰に摂取すると健康を損なうので、注意が必要である。