2010年7月9日
● 喫煙 Smoking
煙草の煙の中には発がん物質があり、肺がんなどの発症を促進する。発がん物質の多くは紙巻煙草の紙が燃焼して生じる。 したかって、肺に吸い込む煙より、副流煙に発がん物質が多い。 喫煙者の配偶者が肺がんで死亡する例が多数あり、喫煙スペースの分離が行われている。 妊婦の喫煙は、胎児に疾病をもたらす確率を上げ、死産や流産の原因にもなる。 喫煙により、活性酸素と呼ばれる反応性の高い酸素が体内に入り、がんや種々の疾病を引き起こすので、速やかに活性酸素を消去する必要がある。 活性酸素の消去には、酵素や抗酸化ビタミン類がはたらく。 喫煙者では、抗酸化ビタミンの一つであるビタミンCの血中濃度が低下しやすいが、ビタミンCには長寿ビタミンと呼ばれるビタミンEを再生するはたらきがあるので、喫煙者はビタミンCの補給を心がける。
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